クリックトラックの作り方(Cubase)

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Cubaseのプロジェクトを他のDAWに移行する際テンポ情報とともにクリックをオーディオとして出力したい場合があるでしょう。クリックトラックを作るには2つの方法があります。

1つはCubaseのクリック音をオーディオトラックに録音する方法。これはCubaseで鳴るメトロノームを録音するだけなので楽な方法です。この方法は拍子が6/8などの拍子を使わない場合に有効です。

2つ目はGroove Agentなどのドラムマシンを使い、マニュアルでメトロノームを作る方法です。Digital Performerでは拍子にあわせて適切な強拍やディビジョンなどを詳細に設定できるのですが、Cubaseではクリックの設定が割と大雑把です。6/8を演奏する際本来1,2,3,4,5,6と1と4が強拍となりその部分だけクリックが鳴ればいいのですが、Cubaseのクリックは1,2,3,4,5,6のように1泊目にしかアクセントがなく、さらに8分音符すべてのクリックを鳴らすため、録音する時にパフォーマーを混乱させてしまいます。これを解決するにはGroove Agentを使い自分でメトロノームを作成する必要があります。

クリック音をオーディオトラックに録音する

1つ目の方法はオーディオインターフェースの環境によって設定は若干異なりますが、おおまかな流れは以下の通りです。F4を押しVST Connection ウィンドウを開きます。OutputsセクションでClick用のバスを作ります。

1_addbus

アウトプットのポートを選択し、Clickを有効にします。

2_chsetting

デフォルトのステレオアウトをそのまま使っても良いですが、クリックトラックを録音する際に他のトラックをミュートする必要があります。オーディオアウトプットが2つ以上あれば個別にクリック用のバスを設定すると便利でしょう。

僕の使っているFireface UCXではループバックモードというハードウェアの出力の信号をそのまま入力信号としてルーティングすることができます。FirefaceのTotalMixを使っている方でしたら出力チャンネルのLoopbackをONにします。

3_loopback

この辺りはご自身のオーディオインターフェースのマニュアルを読んで内部ルーティングが可能か確かめてください。もしそのような機能がなければオーディオアウトプットから直接ケーブルを手動でインプット端子に接続してください。Soundflowerのようなアプリケーションでも内部ルーティングが可能です。設定が完了しましたら、VST ConnectionのInputセクションにいき、インプットバスを新たに追加します。インプットはモノラルで良いでしょう。

4_input

5_input_mono

デバイスポートの入力チャンネルを設定します。僕の場合はADAT 5/6に出力しそのままループバックさせているので、ADAT5を選択しています。

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クリック用のトラックを新たに作り、インプットで先程作ったバスを指定します。

7_input_select

あとはCLKを録音(他のトラックと同じアウトプットの場合はクリックトラックをSoloで録音)すれば完了です。

8_record

Groove Agentを使いマニュアルでメトロノームを作る方法

新しいインストゥルメントトラックを作りGroove Agentを立ち上げます。

Grooving Future Kitなどをロードします。G#1をダウンビート、F1をアップビートとして使うことにします。

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グリッドが小節/拍単位になっていることを確認し、スナップ機能をONにし、グリッドを小節単位、クォンタイズプリセットを1/4としておきます。

10_gridsetting

ペンシルツールで新たにイベントを作成します。

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イベントをダブルクリックしピアノロールを開き、G#1とF1をそれぞれ打ち込んでいきます。スナップをONにし、クォンタイズ設定が4拍子でしたら1/4、8拍子でしたら1/8とそれぞれ状況に合わせて変えてください。

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後は曲の長さの分コピーをし完了です(cmd+D)。

13_dubplicate